竜神宮

 熱海から高速船に乗り、初島港をおりてすぐの森の中にその神宮は佇んでいます。

 その昔、初島で不漁が続いていた時期がありました。その時に海の中から1本の剣が現れ、その剣が見つかってからというもの、不漁だったのが嘘のように大量の日々が続きました。島の人々はこの剣のおかげだと確信し、竜神宮として大切に祀ったのだそう。その伝説は今も受け継がれており、毎年4月3日は竜神宮でお祭りが行われ、神前には海で採れた鯛やブリなどの新鮮な魚を備えて大漁を祈願します。
また、人々は漁を休み、大漁鉢巻と呼ばれる魚や海が描かれた色鮮やかな鉢巻をまいて桜の木の下で、みんなでお酒を酌み交わすという慣わしがあります。

 熱海の別荘から足を延ばして、初島に伝わる伝説を感じる旅に出てみるのはいかがでしょうか。

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