ここは熱海市上多賀、JR伊東線の線路近くにあります。平安時代から鎌倉時代にかけて、名を馳せた源の頼朝。伝承では、伊豆国に流されていた若かりし頃、武将・伊東祐親の怒りをかって逃亡した際、山を越える途中で運よく太刀の鐺(こじり)が土に当たって湧き出してきたのが「一杯水」と言われています。
静岡県熱海市の西部は伊豆半島内陸のため、山岳地帯が広がります。ここを縦断するように伸びる伊豆スカイラインは、富士山や駿河湾、相模湾を見ることができ、眺望が美しいことで人気のワインディングロードです。ドライブしながら昼間は富士や湾岸を、夜は沼津市や熱海市の夜景を楽しむことができます。
伊豆スカイラインに沿って広がるこの公園は、緑の保護育成、自然と人との交流の場の創出を目的として、市や地域住民によって管理されています。別荘があれば、大変な場所に行くのにも便利です。ここでは様々な植物や野鳥を見ることができますが、自然保護の目的のためか、地元周辺でも知名度は高くないそうです。できるだけ自然の状態を保持するこの公園で、一休みしたり、探検したりするのも楽しいですね。