『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞し、絵画、陶芸などでも多彩な才能を発揮したマルチな芸術家、池田満寿夫と幼少から才能が認められ、世界的なヴァイオリニストの佐藤陽子氏が住居兼アトリエとして、1982年から1997年まで過ごした家。1997年に佐藤陽子氏から熱海市に寄贈された。創作の家には、池田満寿夫氏の版画や陶芸などの芸術品や直筆の原稿、佐藤陽子氏が演奏活動で実際に使用した楽譜や衣装などを展示してあります。熱海に別荘を構えたら、二人の素晴らしい才能を、直にゆっくり触れる時間も有意義な時間になることでしょう。
熱海私立伊豆山資料館は、伊豆山神社の境内にある一室だけの資料館で、伊豆山神社の所蔵品を中心に古文書、彫刻など、伊豆山地区ゆかりの資料が展示されています。県指定文化財の走湯権現立像や木造宝冠阿弥陀如来像などの貴重な資料も見ることが出来ます。また、展示品の一つに頭髪梵字曼荼羅がありますが、これは、北条政子が源頼朝の一周忌に、自らの髪の毛を徐髪してそれを刺繍して伊豆山権現の法華堂の本尊として阿字一幅を奉納したと、鎌倉幕府の記録著『吾妻鏡』に記されている曼荼羅です。熱海に別荘があると、こうした貴重な文化財をゆっくり見ることが出来ることもできますね。
創立は今から1700年以上も前の仁徳天皇の在位期間と言われています。伝説として知られているのは、伊豆国に流されていた源頼朝は、伊東祐親に追われ現在の伊豆山神社に逃れる途中の大楠の下にあった社に開運を祈願したのが今宮神社であり、無事に逃れる事が出来たことで、その後も崇敬した頼朝が社殿を造営したと伝えられている。古くから心願成就の宮とも言われているそうです。熱海に別荘を構えたら、一度は訪れてみたい歴史ある神社の一つです。