熱海別荘ライフのお勧め散策スポット-第四弾

■散策ポイント13-双柿舎

 庭に一対の柿の老木があるところから双柿舎と名付けられた。シェークスピアの翻訳家としても有名な明治の文豪である坪内逍遥が昭和10年に亡くなるまでの15年間を過ごした住居。元々荒宿(現在の中央町)に住んでいたが、騒がしくなり執筆活動ニ専念できなくなって、ここへ引っ越し、庭も建物も逍遥の設計によって建設されたものである。毎年2月28日の命日には、起雲閣で、逍遥を偲ぶ記念祭が行われているそうです。さきに上げた起雲閣と併せて、熱海に別荘を構えたら、訪れておきたい場所の一つである。

■散策ポイント14 -彩苑

  熱海市名誉市民でもあり、文化勲章をはじめ、直木賞や吉川英治文学賞など数々の賞を受賞してきた歴史作家杉本苑子氏によって建てられた彩苑。最初は、別荘として使っていいたようですが、この家に居住し執筆活動をしていたようです。館内には、杉本氏の作品や、熱海市に縁のある文化人の作品なども展示してあります。ちなみに、彩苑の命名には、人々が華やかに集まるところという意味が込められているそうです。静かであたたかな雰囲気のたたずまい。是非、熱海に別荘を構えて、ゆっくりと訪れたい場所です。

■散策ポイント15-旧日向別邸

  日本文化史観、日本の美の再発見などを著し、日本文化の質の高さを世界に広げた評論家としても有名で、本業はドイツを代表する建築家でもあるブルーノ・タウトが日本に唯一のこした現存する建築物で、重要文化財にも指定されている旧日向別邸。竹や桐をふんだんに用いた部屋があり、日本の様式美を意識して設計されています。実業家日向利兵衛の別荘の離れとして作られた。熱海駅近くの相模湾を眼下に望む断崖上にあります。熱海に別荘を構えてから、じっくりとその建築技術の素晴らしさを堪能する事も楽しみの一つになることでしょう。

ページの先頭